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ピアノ教室

緑が丘おんがく教室168

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発表会の苦い思い出…

こんにちは。

気持ちのよい冬晴れに
一気に"年の瀬"を感じています。

 

冬休み。
お教室では4月に発表会を予定しているので
参加する生徒さん達は皆さん
練習を頑張ってくれるといいのですが、、

これまでピアノ講師としてピアノの発表会に参加してきた中で
忘れられない苦い思い出があります。

 

発表会というと、きっと出演する生徒さんにとっては
当日の演奏が一番ドキドキするし
一番大切だと思うのですが、
講師としては、当日は「大丈夫!」という気持ちで
ステージに送りだしてあげたいので

それまでにどれだけのことがしてあげられるか
逆算しながらのレッスンが
とても大切で、ずっとドキドキしています。

間に合わない…と思えば
心を鬼にして厳しい言葉を投げかけたり
親御さんにも練習のご協力をお願いすることもあります。

逆に早い段階で仕上がった時には
気分転換でいろいろな曲を弾いたり
他の角度から曲に取り組んだりします。

 

 

そんな中で、過去に
発表会が近づいてきても
全く曲が仕上がらず、それでも毎週
全く練習した気配がなくレッスンにくる生徒さんがいました。

他の習いごとが忙しいことや
ピアノの練習時間がなかなかとれないことも知っていましたが
全く進まないまま1ヶ月が過ぎ
「このままじゃ間に合わない」と、私が焦ってしまい
せめてレッスン時間だけでも頑張ろう…と、
集中して、少し鬼になってレッスンをしていました。

それでも一向に進まず…
本人からも焦りの様子も見えず…
むしろどんどん暗くなっていき…

どうしていいか分からなくなってしまい
ある日のレッスンで
「このままだと発表会でこの曲は弾けないと思うんだけど
練習、頑張れる?」と聞いてみたところ
悲しそうに下を向いて「頑張れない。」と答えが返ってきました。

真面目で頑張り屋な子で、
だからこそ、ここまでピアノの練習ができないことも
怠けなどではないことも分かってはいたものの
「頑張れない。」と言われたことに対して
私も衝撃を受けてしまいました。

 

頑張ることを始めに約束した訳ではないし
全員が発表会を頑張る必要ない…
そもそも頑張るってなんだろう?
…と、その時はぐるぐる考えてしまったのですが
「そっか…分かった…」としか返せませんでした。

レッスン室を出た瞬間にその子が涙を拭いていた後ろ姿は
今でも忘れられません。

 

結局は本人も頑張ってくれて
本番は一番いい演奏ができて
演奏終了後は最高の笑顔でロビーを駆けずり回っていました。

 

その笑顔を見て私もとても救われましたが
「頑張れない。」とはっきりと言ってくれた彼女に対して
なんと言葉をかけてあげればよかったのかは
今でもわかりません。

 

 

それ以来
「練習頑張ってね!」は
いつも言う前に躊躇してしまいます。

全員が笑顔で発表会を終えられるように
私も、それぞれにあった声掛けを
こころがけていきたいです。

 

読んでくださりありがとうございます☘︎

 

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