こんにちは。

ここまで自己紹介記事が続いておりますが
おそらく今回で最後です。

音大を卒業してから現在の
「ピアノ講師」という道にたどり着くまでの話や
今の思いをまとめたいと思います。

音大卒業後の迷い

前回記事が、音大卒業後に自分のピアノに自信が全くなくなり
挫折を味わったところで話がおわりました。

自分の演奏は必要とされていないし、
自分の能力ではどこにも通用しない…と思い
ピアノを弾くモチベーションも
向かう先も分からなくなってしまいました。

その頃は姉と都内で二人暮らしをしていて
近くにアップライトピアノしかなかったこともあり
自然とピアノを弾く気持ちがなくなってしまいました。

特にやりたいこともないまま、
ピアノとはまったく関係のないアルバイトをしたり
1度は就職もしたり…。

学生の時はずっと
1日練習しないと取り返すのに3日かかる
…と言われ、365日毎日ピアノを弾いていました。

ピアノを弾かない日が長くなればなるほど
頭の片隅に罪悪感もありながら
自分の技術の衰えに向き合うのが怖くて
全てを「見て見ぬふり」しながら
過ごしていました。

もう一度ピアノと向き合う覚悟

長くピアノから離れていた期間の中で
ひょんなことから、
1時間以上のプログラムを組み立てて
お客様の前でピアノの演奏をする機会がありました。

久しぶりに向かうピアノ。

練習を十分にしたつもりでも
指は思うように動かず
胸の鼓動だけが早くなり
本番中、お客様を前にして涙が溢れてしました。。

知った方が多い場で
私がピアノから離れていたことや
その中で葛藤を抱えながら弾いていることも伝わり
演奏は最悪ながらも「若さ故の葛藤に心を打たれた」
などと言って下さり、救われました。

しかしやはり、
自分で自分を許すことができずに
「こんなんじゃ駄目だ。。」と深く反省しました。

当時ピアノを弾かなかった時間は
今後一生かかっても取り返すことができず
「あの時止まらずに進み続けていたら」…と
今でもふと思ってしまうことがあります。

でもその時、初めてピアノ以外の世界の中で
「仕事への責任」や「人への感謝」、
思いやりやコミュニケーションを学ぶことができた社会経験は
私の中で貴重な期間でもあります。

できないこともあり、苦手なこともある。
向いていないこともあるかもしれないけど
それでも私はピアノで生きていこう。

…と回り道の末に決意しました。

「ピアノ講師」への戸惑いと挑戦

学生時代からその頃まで
「ピアノ講師」という選択肢は
私の中にありませんでした。

自分が演奏することと教えることは
全く違うことだし、なによりその頃
あまり子どもが好きではなかったのです…
（今は大好きです…‼‼‼‼‼‼）

しかし、自分で「ピアノで生きていく」と決め
演奏活動での道や限界を1度感じてしまった中で
「ピアノ講師」はやらざるを得ない状態でした。

講師を募集していた個人教室とのご縁があり
ドキドキしながら手探りで
指導をスタートさせました。

それまで、小さい子どもに接することも
なにかを教えるということもほとんどなかったので
始めは「どう言葉をかけよう」とか
「子どもの手ってこんなに小さいの？」…と
全てのことに戸惑っていました。

誰よりも、耳と心を傾けたい。

私が戸惑っている中でも、
生徒さん達は私のことをとても慕ってくれて
いろいろなことをお話ししてくれました。

「ピアノ講師は教育者」という考え方もあります。
でも私はまだまだその考えには至れていません。
もちろんピアノの技術を身に付けてあげなければならないし
危険なことや、何かを傷つける行動をしたら
注意をしなければいけない場合もあるのですが、それより
生徒さんたちの言葉に全力で耳と心を傾け、
それぞれの生徒さんにあった方法で一緒に音楽を楽しみたい…と
思っています。

昔は、
「何を考えているわからない」という理由で
子どもがあまり好きではなかったのですが
きちんと心を傾けると
全ての言葉に思いや考えがこもっていることが分かり
レッスン中にでてくる、一見ピアノとは関係のない言葉にも
全て意味があり、繋がりがあることが見えてきました。

あふれ出てくる言葉の全てに意味があり
それがとても愛おしいです。
その世界を大切にしながら
ほんの少し先に音楽のレールを敷いてあげたい。
それが私の講師像です。

まだまだ私自身が大人になり切れていなかったり
講師になり切れていないのかもしれません。

生徒さんとの出会いごとに毎回
私も大人になり、講師になっていきます。

ピアノだけはほんの少し皆さんより上手かもしれないですが
大人であろうと子どもであろうと
”人　と　人”　であることが、何に置いても
私が一番大切にしていることです。

講師としての今とこれから

現在、土曜日以外の曜日は
世田谷区奥沢にある「しーら音楽教室」で
ピアノの指導にあたっています。

Sheila Music School しーら音楽教室 (shi-ra.com)

ピアノ講師としてスタートをきった当初からご縁があり
レッスンを任せていただいていて、
代表の先生含め、私にとってとても大好きで
大切な場所です。

これからも継続してレッスンを行っていきたいと思っています。

併せて、数年来
「自分のグランドピアノを持ち・練習の環境を整えたい」という夢があり
長い期間物件を探す中で、緑が丘に運命的な物件をみつけました。

今は横浜の山手に自宅があり
奥沢と緑が丘に通っています。
（乗り換えなしでアクセスにも恵まれています！）

今後、「緑が丘おんがく教室168」を
どんな形で発展させていこうかな…という
天望のようなものは、具体的にはまだないのですが
全ての出会いと、ひとりひとりの生徒さんを大切に、
そしてどこであろうと指導者として、人として、
自分の思いをしっかりと持ち続けていきたいです。

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ここまでよんで下さり
ありがとうございます♬

3回に渡りました自己紹介
これにて完結です。

緑が丘音楽教室168は
まだまだスタートラインにたったばかり。

私も迷いや悩みをもちながら
「ピアノ教室」の運営や経営、集客に
向き合っています。

3年後・5年後・10年後…
愛されるお教室になれるように、
焦らず一歩ずつ歩んでいきます。

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現在、お子様のレッスンは土曜日に開講しておりますが
平日をご希望の方も、是非一度ご連絡ください。

来年度からご案内できるように
調整致します。
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体験レッスン受け付け中

⚘プレピアノ・スタンダードピアノコース
→土曜日開講

⚘おとなのピアノコース
→平日の午前中（10：00～13：00頃）開講
曜日やお時間など都度ご希望いただけます。

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